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歯周病治療

当院の歯周病治療についての考え方

歯周病にならないために徹底した予防管理

当院の歯周病治療についての考え方

歯周病の状態は患者様によって異なるため、当院は、精密検査で口腔内の状態を正確に把握したうえで、最適な治療法をご提案いたします。患者様に適した治療計画を立てることで、負担の少ない的確な治療が可能です。ただし、歯周病治療によって一時的に炎症が改善されたとしても、正しいケアができていなければ再発してしまうため、継続的な検査とメインテナンスが欠かせません。当院では、歯周病に関する正しい知識をお伝えしつつ、適切なホームケアのアドバイスを行っていますので、歯周病の再発リスクを最小限に抑えることが可能です。歯周病によって歯を失うことがないように、歯科医院で定期的に歯垢・歯石除去を行いましょう。

口臭がきついと感じたら「歯周病」を疑いましょう!

口臭

口臭がきつくなってきたと感じたら、歯周病を疑うことが大切です。歯周病は、歯と歯肉の境目に歯周ポケットができ、その中に歯垢が蓄積することで炎症を引き起こす病気です。初期段階では、痛みなどの症状が現れないことが多いため、気づいた時には進行しているケースが少なくありません。歯肉の腫れや出血、歯のぐらつき、口臭などが現れた時には、すでにある程度進行している可能性が高いです。放置すると最終的には歯がグラグラの状態になり、歯が自然に抜けてしまうほか、全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があるため、早期発見・早期治療を目指しましょう。

歯周病治療の流れ

カウンセリング

初めに、患者様の現在の口腔状態を確認します。また、生活習慣についてもお聞きします。その上で、歯周病になりやすい原因を分析します。

歯周検査①

歯周ポケットの深さを測定し、歯茎の出血や歯の揺れを評価します。これにより、歯周病の進行度を確認できます。

スケーリング・歯磨き指導

スケーリング・歯磨き指導

歯垢と歯石を除去するスケーリングを行います。また、適切な口腔ケアについてアドバイスいたします。

歯周検査②

スケーリングを行ってから、数週間後に歯周ポケットの検査を再び実施し、の変化を確認します。

SRP(スケーリング&ルートプレーニング)

歯周病が改善されていない場合は、歯周ポケットの深い部分にある歯石や汚れを取り除くための処置(SRP)を適応します。

歯周検査③

SRPから数週間後に再検査を行い、歯茎の状態を再評価します。

歯周外科治療

歯の根に付着した歯垢や歯石を除去するために、歯茎を切開する場合があります。また、歯周組織を再生させる歯周組織再生療法を必要に応じて行います。

歯周検査④

歯周外科治療後、回復状況を確認するために再検査を行います。

SPT(歯周維持療法)

歯周病治療後も、再発を防ぐためにプラークコントロールが必要です。また、定期的にブラッシング指導を受けて頂き、セルフケアの質の向上を目指しましょう。

メインテナンス(定期検診)

歯周病予防として、定期的なメインテナンスをおすすめします。歯科衛生士による歯垢・歯石除去や歯磨き指導を受けることができます。その際に、セルフケアのアドバイスや噛み合わせの確認なども行います。当院は、3か月に1回程度の定期検診をおすすめしています。

歯周病になりやすい人の特徴

歯の汚れが残っている人

歯周病は歯垢(プラーク)や歯石の蓄積によって引き起こされます。歯垢や歯石の中に存在する歯周病菌が出す毒素によって、歯茎や歯槽骨に炎症が起こります。そのため、歯磨きと歯のクリーニングで歯垢・歯垢を徹底的に除去することが大切です。セルフケアだけですべての汚れを取り除くことは難しいですので、定期的に歯科医院でプロフェッショナルケアを受けましょう。

たばこを吸う人

喫煙は歯周病のリスクを高める要因の1つです。たばこに含まれる有害物質が口腔内に影響を与え、歯周病の進行を促進します。喫煙者は、歯科医師に相談し、歯周病のリスク管理を行い、口腔内の健康を保つためのサポートを受けることが大切です。

口を開けている人(口呼吸)

口呼吸は口腔内の乾燥を引き起こし、唾液の減少をもたらします。唾液は口腔内の自浄作用を持っており、歯周病菌の増殖を抑える役割があります。口呼吸の原因を突き止めて、解消するほか、口腔内の湿潤を保つためにこまめな水分摂取を心がけることが大切です。

糖尿病の人

高血糖状態の方は、唾液の分泌が減少し、口腔内の乾燥を引き起こします。乾燥した口腔環境は、歯周病菌の増殖を促進し、歯周病の発症リスクを高めます。また、糖尿病と歯周病は密接に関係しており、それぞれの症状を悪化させることが分かっています。

歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしり・食いしばりは、歯と歯周組織に過度な圧力をかけてしまうため、ダメージを与える原因になると言われています。特に歯を横にスライドさせる歯ぎしりは、歯周病を悪化させる危険性が高いです。そのため、マウスガードを使用し、歯や歯茎への負担を減らしましょう。

歯ぎしり・食いしばり

歯周病にならないための定期検診

歯周病にならないための定期検診

定期検診は、むし歯や歯周病などの口腔内の問題を早期発見するためのものです。歯周病は再発しやすいだけでなく、初期段階では、自覚症状に乏しいという怖い特徴がありますので、定期検診に通うことをおすすめします。歯科衛生士が歯垢や歯石を定期的に除去し、歯科医師が歯周ポケットの深さやの状態を確認するため、歯周病が進行する前に治療できます。当院は、患者様の状態やご希望に応じて適切なメインテナンスやアドバイスをしておりますので、歯周病を防ぎたいけれど何から始めればよいかわからない、全身の健康が心配といった方もお気軽にご相談ください。

予防歯科